「このままで合格できる?」と不安な方へ
今まで独学で勉強してきて、今更ながら、「このままで本当に合格できる?」と不安なあなたへ
本試験まで、残り約2ヵ月半です。このなかで何をしたらいよのか。何を優先で勉強したらよいのかをお話しします。
問題を解くことを優先にしましょう。材料は過去の本試験問題のみでOKです。もう一度過去の本試験問題を、新しい年度のものから順番に10年分解いてみましょう。
1.第1段階は「宅建業法」です。
現時点で、宅建業法20問のうち8割の16問をコンスタントに取れていない方は、最初に宅建業法を克服しましょう。宅建は「宅建業法に始まり宅建業法に終わります。」年度ごとに20問ありますので、1問につき2分で解く(本番の試験でもこのペースで解きましょう)と40分かかります。
解き終えたら、1問1問の選択肢ごとに、テキストのどこに記載されているのか確認しましょう。もし記載がないならばテキストに直接書き込みをしましょう(こんな細かいところは二度と出題されないと思った問題は例外的に書き込みは不要です)。
本試験を解いている段階で同じところが繰り返し問われている場合は、躊躇うことなくテキストに書き込みしてみてください。
20問をテキストで確認するのは相当に時間がかかることです。しかしそれでも丁寧に、面倒臭がらずにやってみてください。何度も何度もテキストを見ることになりますが、繰り返すうちにテキストのどこにその記載があるのかがわかるようになり、かなり早く確認することが可能になります(アクセスタイムの短縮)。
何回繰り返すかは、今までの学習量に依存しますが、10年分すべての年度の本試験問題を20問のうち8割の16問以上とれるようになったら第1段階は卒業です。
宅建業法を何とか克服できたら第2段階に進みます(これを克服することで合格が見えてきます)。
2.第2段階は「権利関係」です。権利関係は14問出題されますから、1問につき2分で解くと28分で解き終えます。民法も含まれますので、少し大変ですが、28分で何とか解き終えてください。図を描きながら問題を解くことを意識しましょう。
復習の仕方は同じです。1問1問の選択肢ごとに、テキストのどこに記載されているのか確認しましょう。
10年分すべての年度の本試験問題を14問のうち5割の7問以上とれるようになったら第2段階は卒業です。
3.第3段階は「法令上の制限」です。法令上の制限は8問出題されますから、1問につき2分で解くと16分で解き終えます。復習の仕方はこれもまた同じです。1問1問の選択肢ごとに、テキストのどこに記載されているのか確認しましょう。
10年分すべての年度の本試験問題を8問のうち5割の4問以上とれるようになったら第3段階は卒業です。
4.第4段階は「税その他」です。税その他も8問出題されますから、1問につき2分で解くと16分で解き終えます。復習の仕方はこれもまた同じです。1問1問の選択肢ごとに、テキストのどこに記載されているのか確認しましょう。
10年分すべての年度の本試験問題を8問のうち5割の4問以上とれるようになったら第4段階は卒業です。
5.では上記の問題演習をどのくらいの日程でやっていくのかというと、「1日1年度」です。7月31日から始めて8月11日で第1段階を卒業です。宅建業法を最短で1日につき2時間、平日10日間で卒業します。20問のうち8割の16問を取れない年度がありましたら、土日をうまく活用して、お盆前には何とか第1段階を卒業します。
お盆休みはどうしても家族サービスが優先されますから、第1段階を頑張って克服した自分へのご褒美と思ってゆっくりしてください。
6.第2段階は、8月16日からスタートしましょう。9月1日には卒業できるように頑張りましょう。宅建業法に比べると問題数は少ないですが、ここが合格できるか否かの分水嶺と言えるでしょう。ここを9月1日に卒業できると、かなり合格が見えてきます。
7.第3段階、第4段階を9月中に切り抜け、10月の直前期は①間違えた問題をもう一度解く、②図表や、数字を意識しながらテキストをざっと読み返すなどをして、本番の試験日を迎えましょう。
(裏話)
第1段階でつまずいた方は、合格はかなり厳しいです。起死回生を目指す方は、思い切って講座を申し込みましょう。「1日一コマ」を聴くのに1時間です。宅建業法は10コマなので、1日の勉強時間を1時間増やしてください。そこまでの覚悟がある人なら、まだ間に合います。頑張って今年必ず合格しましょう。
以上